夏休みの宿題に工場体験!子どもと一緒に「溶接で工作」しました

夏休みの自由研究におすすめ!親子で工場溶接体験|棚&ロボットを作ってみた
夏休みの宿題、ちょっと変わった体験を!
今年は「工場で溶接」にチャレンジ!
皆様ご覧いただきありがとうございます。
夏休みの宿題の自由研究って毎年何をするか悩みませんか?
今年は思い切って、子供たちを工場に連れて行って「溶接工作」を体験させてみました。
娘は「棚」、息子は「ロボット」を製作。初めての溶接の体験にドキドキしていました。
まずは下準備から!
何を作りたいのかを考えていました。


写真にあるのが、左が娘が考えて書いた「棚」
右が息子が考えて書いた「ロボット」です。
二人とも作りたいものを実際に絵にして書くのは初めてだと思いますが上手にかけていました✨(親バカです(笑))
早速絵をもとに溶接体験の材料を用意しました。
まずは棚の下準備へ
まず棚の下側にある大きな穴。
これをどうして開けようかすごく悩みました。
フライス機で穴をあけるか…
それともボール盤を使って穴をあけるか…
それともグラインダーで切断してしまうか…
と悩んだ結果ボール盤で穴をあけることにしました(笑)
ボール盤での作業内容
まず穴の大きさを娘に聞くと「ちっちゃいフィギュアを置きたい」
とのことでした。なので75X75のサイズの角パイプを用意。
角パイプの全長は200mm程度だったので、下から75mm(だったかな?)のセンターにポンチを打ち小さく穴をあけました
その穴めがけてホールソーで一気にφ50の穴あけ!
ボール盤での作業は十分気を付けて作業しないと危険ですので絶対に遊ばないようにしてくださいね。
※穴あけ後の写真はないです💦
穴をあけた次は…
穴をあけただけだと絵のような形にはなっていませんよね?
なのであけた穴の端と角パイプの下まで一直線にグラインダーで切断していきます。
グラインダーを使用する際も、ゴーグルは絶対にして使用するようにしましょう。
角パイプの上側は…
お気づきかもしれませんが「角パイプ」なので、両側は穴が開いている状態になっています。
なので上側は蓋が必要になるので、蓋をTIG溶接で溶接します
角パイプは黒皮が乗っているので、グラインダーで黒皮を除去しないといけません。
そこで使用したのがヤナセさんのユニロンブラックベベルハードです。
黒皮だけを除去できるのでおすすめです。
これで黒皮を取り、蓋を溶接して仕上げ作業するとひとまず完成です。
(写真がなくてわかりにくいと思いますがすみません💦)
次は息子のロボットの下準備へ
ロボットはどうして作ろうか…
息子が描いた絵を見ていると考えるどころか癒されてしまいます(親ばかですみません(笑))
話を戻します。よく見ると上半身、下半身が分かれている。
手が少し複雑そうになっている、上半身、下半身の4隅になんかある…
ひとまず棚と同じ材料の75の角パイプを半分に切りました♪
半分にしたものも後で溶接して引っ付けますが、、、(笑)
そういえば…
4隅に何かあったのを思い出しました。
息子に聞いたところねじがついているみたいです。
タップを立てるのも面倒だし、どうしようか。。。
💡穴をあけて裏側にナットを溶接しておこう!
おそらくこの方法が一番いいんじゃないでしょうか?(ほかにもあればおしえてください)
ナットの溶接後は蓋を溶接しました
先ほど棚と同様の方法で蓋を溶接しました。
半分に切った角パイプの片方に蓋をしているものが二つ。
それらをTIG溶接で溶接しました。


全集を溶接してしまうと少し不細工になるかなと思い、角パイプの4点のみを点付けで溶接しました。
ロボットとして置いているだけならこの溶接だけでも十分な強度があるので大丈夫です。
あとは手足になるパイプを準備


材料を用意し、下準備は完了しました。(左の写真は溶接前です)
今思うともう少し自分たちでさせてあげればよかったなと思うところはあります💦
溶接体験、本番開始です!!
子供たちが工場に来て、溶接を体験するとなるとまず考えないといけないのが「安全第一」です。
溶接なので火花が出ることはもちろん(今回の体験では火花が散らないTIG溶接でしました)、工場内には鉄がたくさんあるので引っ掛けたりすると事故につながる可能性があります。
今回経験して思ったのが、絵をもとに製作する難しさよりも、子供たちの安全確保を考えるほうが大変でした。


溶接しているところも写真を撮りたかったのですが、教えながら一緒に溶接するのに精一杯で撮れませんでした💦
棚の方は柱の間の板を溶接、ロボットは手と足を溶接しました。
体験して感じたこと
ものづくりは大変、だけど楽しい
子供たちは少しの時間でしたが初めての経験だったのですごく疲れていました。
ですが、終わって次の日にも「また溶接やりたい」と言っていたのを聞きました。
やっぱり体を使ってする仕事は大変だけど、自分たちで考えて、実際に作る楽しさを知ってもらえたのですごく有意義な時間になったと思っています。
僕自身も子供に教えるというのは初めての体験で貴重な経験をさせてもらいました。
今回の溶接体験、子供たちにとっては「宿題以上の思い出」になったと思います。
最後にボルトを付けている息子の写真は取れたのでおいておきます(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。また都度更新していきますのでよろしくお願いします。
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